食物繊維(ファイバー)
食物繊維(ファイバー)についての効果・効能や摂取のポイント、欠乏症状などを徹底解説。
食物繊維(ファイバー)は、人の消化酵素では消化できない食品中の難消化性成分の総称で、水に溶けないタイプの「不溶性食物繊維」と、水に溶けるタイプの「水溶性食物繊維」の二つに大別できます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は消化されないので、胃の中の潜在時間が長く満腹感が得られます。また、腸内細菌の分解を受けにくく、水分を吸収して数倍から十数倍にも膨れるため、腸壁を刺激して腸の働きを活発にします。不溶性食物繊維によって便のボリュームが増えると、腸内の発ガン物質の濃度が薄まり、さらにそれらの有害物質を吸着して排泄させる作用があります。
また、不溶性植物繊維の多い食品は、口の中でよく噛む必要があるため、唾液の分泌促進、早食いによる過食防止、歯ぐきやあごの強化、歯並びの改善、虫歯予防の効果も期待できます。
水溶性食物繊維
水溶性植物繊維は粘度が高いため、腸内での食べ物の移動を緩やかにする効果があります。また、ブドウ糖の吸収を緩やかにして、食後の急激な血糖の上昇を防ぎます。
コンニャクマンナンやペクチンなど、ゲル状になりやすい植物繊維を摂取すると、便への胆汁酸の排泄量を増やすのですが、胆汁酸は肝臓でコレステロールを原料にして作られるため、結果的にはコレステロールを減らし、動脈硬化の予防になります。 ただし、食物繊維は過剰摂取して下痢症状をおこすと、体に必要なミネラルなどの成分も排出させてしまうので注意が必要です。
| 1日の所要量 | ・ 20〜25g(1,000kcal当たり10g) |
| 上限量 | ・ 1,000μg |
| 所要量を満たす食品量 |
・ おから2カップ(200g) ・ 納豆7.5個(300g) ・ ごぼう3.5本(350g) . 板こんにゃく4.5枚(900g) . しいたけ28.5枚(570g) |
- 便秘気味の人
- 糖尿病の人
- ダイエットがしたい人
食物繊維を摂取する際の注意!
食物繊維をたくさん摂ると、体に必要な栄養素も一緒に排出されやすくなるため、過度の摂取には注意が必要です。
Copyright © 食事典 All Rights Reserved.